192KHz/24bitまでの高解像度の録音が可能な業務用デジタル録音システムを備えております。
44.1KHz/16bitのCDの音質をはるかに超えるクオリティでの録音が可能です。
高性能ですが、非常にコンパクトな録音機器群ですので出張録音にも対応しております。
高解像度のデジタル録音をすることで、CDを制作する場合でもCDのポテンシャルを最大限に生かすことが可能ですし、ご依頼主様のご希望により高解像度のデジタル音源データをお渡しすることも可能です。
以下に主な録音機材を紹介いたします。
大口径ダイヤフラムを持つコンデンサ・マイクロフォン、オーディオテクニカAT4050を使用しています。最大入力音圧特性に優れているのでピアノなどの大音量楽器の近接録音にも安心して使用できる業務用マイクです。ノイズレベルが低く素直でくせのないトランスペアレントな音質が特長です。無指向性の設定で2本のマイクをワンポイント・ステレオ的に配置することで自然な音場感の録音が可能です。
オーディオ・インターフェースにはマイク・アンプ内蔵のRME Fireface UCXおよびFireface800を使用しています。
オーディオ・インターフェースはマイクからの電気信号を増幅し、A/D変換によりデジタル化した情報をパソコンに供給する役目を負っています。また、モニター時にはパソコンからのデジタル音楽信号をD/A変換してモニターシステムに供給します。
A/D、D/Aコンバーターは192KHz/24bitまで対応します。内蔵のマイク・アンプもS/Nの高いクリヤーな音質でマイクで拾った音楽信号を余すことなくデジタル化することが可能です。
独RME社は高解像度のオーディオ・インターフェース分野での実績を持ち、失敗の許されない録音現場ではその高い信頼性が頼りにされています。
(写真はRME Fireface UCX)
録音システムの中核を担うソフトウェアには音のクオリティに定評のある独MAGIX社のSAMPLITUDEを使用しています。
もちろん192KHzまで対応していますし、内部処理は32bitで行うことができますので編集時のクオリティの低下を避けることができます。
デジタル編集では録音時にどうしても生じてしまうピアノ演奏のミスタッチなどを再テイク分に置き換えることで簡単に全く不自然さを感じることなく修正することが可能です。これにより演奏者の皆様の録音時のご負担が軽減され、ひいては余裕をもって録音に臨んでいただくことができますので演奏、録音全体の質の向上が図れます。(注 : 編集にはオプション料金が必要になります)
また、コンサートホールや教会等の演奏会場をシミュレートした残響調整をすることにより、自然で心地よい再生音を得ることができます。
このソフトウェアは2014年11月現在、Widows 7の環境上で動作させています。
録音、編集用ののモニターには音楽室内に設置したオーディオ・システムを用いています。
石井式の音楽室ですから自然な心地よい響きのなかでのモニターが可能です。
スピーカーにはHS-500という1968年に発売された日立製作所のヴィンテージ品を改善して用いています。ピアノやヴォーカルの再現、モニターには頼りになるシステムです。
システムの詳細は以下をご参照ください。
- 使用機器の概要